SAS(睡眠時無呼吸症候群)の検査


睡眠時無呼吸症候群であるか、どのくらいの重症度かなどを知る検査は大きく分けて2つあります。
ご自宅で行える簡易検査と当院に一泊していただき実施するPSG(ポリソムノグラフィー)検査です。


簡易検査


ご自宅で就寝時にできる全く痛みのない検査です。
手の指や鼻の下にセンサーをつけていびきや呼吸の状態を調べます。

パルスオキシメトリーという検査では酸素飽和度(酸素とヘモグロビンの結合の比率)を調べます。
指に赤外線と赤色光をあて、センサーで各々どのくらい透過しているかの比率から酸素飽和度がわかります。

鼻の下につけるセンサーでは気流やいびきを調べます。気道が狭くなってないか、どんな呼吸をしているのかがわかります。



PSG(終夜睡眠ポリグラフィー検査)


簡易検査を行い必要に応じてより精密な検査が必要な時、一泊入院していただきPSG検査を行います。

PSG検査は酸素飽和度や気流、脳波や足の筋電図、眼球の動きなどを測定します。こちらも痛みは全くなく眠っている間に検査は終わります。この検査によって睡眠の質がわかります。
睡眠に入るのにどのくらいかかるか、朝まで眠っていられるか、就寝時呼吸はできているのかなど治療に必要な様々な情報を得ることができます。 睡眠時無呼吸症候群の重症度を判定したり、他の睡眠関連疾患も診断しております。